まんが101選!

ジャンル別に人気漫画を101選!ネタバレあり。

青楼オペラ ネタバレ 桜小路かのこ作 武家の娘が敵討のため吉原へ

桜小路かのこ作の漫画「青楼オペラ」のご紹介です。両親を亡くした武家の娘である朱音は、わけあって自分から吉原の大見世・曙楼に身を沈めます。

遊郭漫画にしてはドロドロ展開ではなく、どちらかと言うとさわやかな内容になっています。

「青楼オペラ」のネタバレ

吉原の大門をくぐれば、それはもう死ぬまで出られない遊女の定め。朱音は、それをわかっていても自らやってきて売れっ子の花魁になるべく大見世・曙楼で修行を始めるのです。武家の娘だけあって、朱音は姿勢が綺麗な真っ直ぐな目をした子でした。

器量良しで一通りの芸事を身につけてはいますが、他の花魁たちとは違い、幼いころから仕込まれているわけではありません。ですから、花魁として出世するのは難しいと女将さんに言われてしまいます。

朱音はそれでは困る、と自分の目標が吉原一の太夫になることだと告げ、曙楼でも随一の美女である朝明野花魁に朱音を指導してくれるように頼みますが・・・どこの馬の骨ともしれぬ朱音のために、花魁は面倒を見るのはいやだ、と言います。

朝明野花魁が出した課題である「客を夜までにひとり引っ張ってくること」をクリアするため、朱音は街にでて客を探しますが・・・

色男・近江屋惣右助との出会い

 街を探しまわっても客など見つからず、途方に暮れる朱音でしたが、途中で高利貸しの若旦那で頭の切れる色男・近江屋惣右助と出会います。

彼が突然、朱音を身請けすると言ってやってきますが、やってきたばかりの朱音ではダメだと断られます。朱音自身、目的があって遊郭にやってきたので、身請けされては困る、と断るのです。そして約束通りに客をつれてきた朱音は、ようやく朝明野花魁の指導を受けられることになります。

 

吉原で一番の太夫になる、と言う朱音の本当の目的は一体なんでしょうか?また、近江屋惣右助が急に彼女に近づいてきた理由とは・・・ドキドキの遊郭恋物語、といった風情で楽しく読める漫画でした。