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まんが101選!

ジャンル別に人気漫画を101選!ネタバレあり。

ギフト±(プラスマイナス)ナガテユカの漫画 ネタバレ感想

臓器移植の闇をテーマとしたナガテユカさんの漫画「ギフト±」が、ますますヒートアップしています。

普通に見える女子高生が、じつは裏で臓器狩りをしていた・・・なんて恐ろしい内容ですよね。でも、彼女は彼女なりの正義と倫理があってその仕事に取り組んでいたのです。

ギフト±のあらすじ

鈴原環は高校に通っている普通の女子高生。学校では誰も友達がいなくて、孤立しているように見えます。彼女にとっての正義は「命を大切にすること」で、学校でいじめを苦にして飛び降りしようとしたクラスメイトを、自分の危険も顧みずに冷静に助けます。

「命は神様からの贈り物だから、大切にしなきゃ」という環には、裏の顔がありました。それは・・・極悪人・更生する見込みがない犯罪者の臓器を狩ること。

一般社会に野放しにされている「生きる価値がない存在」を、独自の価値観で見つけて、狩った臓器を善良に生きる人々に与えていたのです。

ギフト±の感想

環の胸には大きな手術の傷跡が残っていました。そして、彼女を手術したとおぼしき、闇医者の林が環のことを必死に捜索しています。過去に一体何があったのか? そして、なぜ環は林から身を隠して臓器狩りのプロになってしまったのか?

環は狩りができるだけではなく、自ら臓器摘出手術もできます。それは恐ろしいくらいの技術で、生きたままの「クジラ」と読んでいる犯罪者たちの胸を切り裂いていくのです。何の感情もなく、淡々と「命をありがとう」と告げてメスを振るう環を見ていると、ゾッとしてしまいますね。

反面、何年も臓器移植を待ちわびている患者たちがいるのも現実で、そうした人たちは命を助けられて喜びにあふれています。

命の価値観、生きるべき価値とはどのようにして決定するべきなのか。どこまでも答えが見つからない漫画ですが、作者さんのタブーに挑戦しつづける気概が伝わってきます。

また、3巻では中国マフィアの臓器売買グループと決着をつけたあと、やっと鈴原環の過去を探る事件が動き出します。4巻では環がずっと会いたがっていた闇医者の林につながる情報が得られ、彼女を手放したくないタカシが裏で暗躍することに。物語が核心に迫っていってますね。